妖精 クララ
2020.7.25 更新
クララとは。。。
知る人ぞ知る。2018年のローズパレードに、アジア代表で参加した、京都橘高校吹奏楽部のフルート 担当、金丸仁美さんのニックネームだ。
彼女の左足は膝から下が義足である。
そのクララさんが、ローズパレードの全行程の8.9Kmを、ほかのメンバーと同じように、フルートを吹きながら踊り続けた。
やはり、妖精の超能力だろうか。。。
いや、彼女は人間の女の子である。しかし、普通の女の子ではない事は明らかだ。
パラ・スポーツのアスリートを見ていると、時々、私は、、、「彼らは、超人だ。」と思うことがある。。クララさんも、『超人』だと思う。
私は、、、ローズパレードの動画を観ていても、彼女の存在に気づいたのは数ヶ月後だった。
隊列の、一番後ろの右側に、ひざのサポーターの子がいることは気づいていたが、まさか、義足だとは思わなかった。ステップに違和感はなく、ほかの子と、まったく同じように見えていたからだ。
カラーガードのなかに、ひざを痛めていてサポーターの子がいたが、黒のサポーターだったので、こちらの子の方が目立っていた。
カラーガードの子は、途中でひざの痛みがひどくなって、リタイヤしたそうだ。
橘吹奏楽部の部長は、、、
「クララの脚のことは・・・気にしていない。・・・クララは、頑張ってきたと思う。」と言っていた。
https://www.youtube.com/watch?v=EX8wLxpBpFg
www.youtube.comDesfile de Las Rosas Entrevista a Kyoto Tashibana High School de Japon
https://www.youtube.com/watch?v=RnQBB4GNB8M
www.youtube.com
私は、小学生の時の親友を思い出した。
彼は、ポリオの後遺症で両足に障害があった。だから、彼は両手で、いつも杖二本を使っていた。
彼が、バランスを崩して転ぶと、、、床や地面に体を投げ出して、体を叩きつけてしまった。
しかし、誰も起こしてあげなかった。誰が転んでも、自分で立ち上がるのが普通だからだ。彼は、いつも杖を使って立ち上がった。私も、手を貸す事はなかった。
みんな、彼を『差別』していなかったからだ。
学校や、大人達の指導があったわけではない。なぜか、みんな、自然にそうしていた。彼、本人が、助けを求めない限り、手を貸すことはなかった。
彼は、学業の成績が抜群で、常に、学年で一番だった。性格も良くて、みんなに好かれていた。そして、みんなに尊敬されていたので、、、学級委員選挙では、いつも、学級委員長に選出された。給食当番や掃除当番も、彼でも出来ることは、精一杯やっていた。
私は、思い出す。体育の授業。。。彼は、いつも見学であったが、、、その時の、彼は、、、絶対に座ることはなく、杖をついて立っていた。
そして、みんなの動きを、しっかり見ていた。本当の『見学』、、、見て学んでいた。
高学年になって、球技をやるようになると、、、誰よりも、ルールをしっかり理解していたから、いつも、彼が審判だった。
当時の私たちにしてみると、、、彼のしている事は、いつもの事であるから当たり前だと思っていた。
しかし、、、人生経験を積んだ今考えると、、、
彼は、『超人』だったと思う。本当に、尊敬している。
ところで、、、
私は、パラ・スポーツの在り方に違和感を感じる。
差別化しすぎていないか?
まぁ、あまり考えないようにしているが。。。
オープンキャンパス 2016-06-19
https://www.youtube.com/watch?v=zrhoO_uoA_k
ん~ まてよ。。。
やはり、クララさんは、
本物の妖精かもしれない。。。
奈良ムジークフエスト2017『京都橘高校吹奏楽部』in 奈良公園春日野園地
https://www.youtube.com/watch?v=0XyGRroZyyA
京都橘高等学校吹奏楽部 “STAGE SELECTION” 2015-2017 ~元気いっぱい、笑顔いっぱい、夢いっぱい~ -Kyoto Tachibana High School Band
https://www.youtube.com/watch?v=sAorUAxrp2U